暗黒の力では邪悪は切れない
画像:ゴルベーザ( Final FantasyⅣ)
「お前、そんなことも知らねぇの?」
高校生の時に模試での順位が上だった友達に言われた言葉が忘れられない。
そう言われて悔しいから必死にやって、一度はそいつよりも上の順位に立ったことがあった。
そうしたらその友達は手のひらを返したようにやさしくなった。
けれど、次の模試でそいつがまた上の順位になった時は同じことを言われた。
最終的にそいつは有名な大学に進んだ。
もしかしたらお互いに切磋琢磨していけたら良い友達だったかもしれない。
一度だけ、模試で上の順位にたったのはなんでだったのか。
悔しさからがんばれたのか。相手をまかしてやりたかったからがんばれたのか。
憎しみだけでは強くなれない。
なんかの漫画のワンシーンにありそうだ。
きっとそれと同じで、黒い気持ちで頑張れたってきっとどこかで限界を感じるのだろう。
人より上にいたいという気持ち。自分は特別だと思ってしまう気持ち。
それらをプライドというならば、進む道を惑わせてしまっている根源なんだろう。
大人になっても同じ。
他よりも優位になりたいからと思ったり、そこにお金が絡めば簡単に人間は汚くなれる。
一度でも本気でお金に困ったことがあれば、コンビニで店員にバレないように商品をもって帰れば大丈夫じゃないかと思ってしまう自分に嫌気がさすことだろう。
「くだらないプライド、プライスレス。」
こは自分の知り合いが言っていた名言である。
そんな張りぼてのような自信を払ってしまったらどうだろうか?
本当は何がしたかったのだろうか?何が好きだったっけ?ってか今、スマホをぼーと眺めながら何やってんだ!俺。
ふと気が付いたりする。
勉強もただただやっていれば良いわけじゃなくて。いろいろ興味のあることに結びつけていきたい。
短期記憶力なんてだんだん衰えてくるし、そうやって詰め込んでも引き出しがわからなくなるから。
自分らしく頑張るとは、そういうことなのであるのかなと。
「お前なんでそんなこと知ってんだよー。」
と、あの時に友達に言えるように。
私は頑張りたい。