置かれた場所で咲きなさい
自分はなんでこうなんだろう。
そう思い続けて30年は過ぎました。
いつかは変われると思っていましたが、変わるどころか悩みはさらに増えていったように思います。
より他人と比べて自分はなんてダメなやつなんだって思うようになりました。
「人の大きさはその人の心を乱す大きさでしかない」
そんな私には、シスターが子供の頃に母から言われたというこの言葉がとても印象に残りました。
言い回しは難しいですが、自分の境遇を今の環境や良くしてくれない人のせいにして生きるということは、その人自身が変わらなければどこにいっても変わることはないと示しているのだと思います。
タイトルの置かれた場所で咲きなさいというのも、聖書の言葉だそうで、あなたが神様に与えられた場所で、信じる人に支えられて力強く根張って成長をしていって欲しいという願いの言葉であるそうです。
いつのまにか自分の事ばかりを考えていないだろうか?
仕事も社会的地位も持っている能力もお金も何もかも比べてしまっていてはその器からは大きなれません。
今の自分自身がいろんな人に支えられていることに感謝せねばなりません。
今ある場所で何ができるのか。
そして人のために身を投げるくらいに努力をできるのか。
うっすら気づいているようで言葉にすると難しくなってしまいます。
もちろん、自分が変わっても周りが変わらない苦労だってあるのだと思います。
そうだったとしても、いろんな風や虫に運ばれて、行き着いた場所で芽が出ているのかもしれません。
そこからどんな花を咲かせることができるのでしょうか?
今を比べて焦って生きる必要なんてありません。今ある場所で、できることをやっていくことが何よりも大切なんだと 改めて思うとができました。
聖書の教えも深いものです。