捨てられた空き缶
テレビで自分と同世代の芸能人やアナウンサーを見ていて、その人たちは今に至るまでにいろんな経験もをしてこうしてお茶の間に姿をみせているんだなぁと感じる。
それに比べて自分は今まで何をしているんだろうか?なんてふと思ったりもする。
また、そのような人たちの人生の経験談みたいな話を聞くと誰しもストレートに生きてきた訳ではなかったんだと妙に納得してしまったりする。
20代の半ば。転職活動を繰り返して、しまいにはパートで働いていて、同級生が会社で責任ある立場になってきて、お酒の席でも言うことが変わってきた。
それに比べると自分はまだ学生のままなような気がした。
仕事もできるようになったら、なんか自分はすごくなったような感覚があった。
ただ、それは慣れてきただけであって、責任なんてあるようでないものだった。
虚しい気持ちになった。自分何してんだ?
気に入られているけれど、認められていない。そんな矛盾感。
ふと、道路で踏み潰された空き缶をみて、あー自分はそんな感じなのかなって思った。
美味しいところがなくなれば、ああして踏み潰されて誰にも目を配られることがないのかなって。
でも、そんな空き缶に気付いて拾ってくれるのは優しい人だったと思う。
優しい人の手によってリサイクルされて、また、美味しい飲み物を入れてもらって。
今も誰かに買って飲んでもらっている。
美味しくなくてもリサイクルしてくれるだろうか?
捨てられても誰かが拾ってくれる事に期待はしたくないけれど。
好きな人に選ばれて飲んでもらえる。
そんな空き缶になれたらいいですね。
、、、、
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ポエマーなんですかね(知らねーよ)