NOUTEN QUEST✨

過ぎ去りし時を乗り越えて…

新ヘタレ戦記 ノーテンW(ウイング) 第2部

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初めての方へ

 

個人的な経験談を物語にしたもので、ガンダムとは関係ありません。便宜上使用していワードです。

 

特定の団体や個人を誹謗中傷するためではありません。テーマはヘタレ主人公の成長活劇です。

 

一応、主人公ノーテンは医療関係の仕事をしているため、専門的な言葉もでてくるかもしてませんがご了承ください。

 

それでは、第2部をお楽しみくださいませ。

 

第2期 OP

ニセモノ

syrup16 

ニセモノ

ニセモノ

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

東京スカイツリーも完成を迎えた頃、ノーテンはまた新人となった。幸いにもその年は6年性に進んだ人にとっては新卒であり、自分も皆と新たな一歩を踏み出したのだと思っていた。愛機のキマグレガンダムも静かに微笑んだ。

 

新たな所属先では年の近く若者や先輩もいた。以前の職場では先輩との年の差が離れすぎていることもあり、また、念願の病院就職を果たしたのでにわかに期待をした。

 

「おせーよ!」というキレッキレ主任の一言ではじまった。

1日数百本の検体を相手にする現場の忙しさは想像以上だった。昼飯も「食べたら戻ってこい!」と言われたり、キマグレガンダム程の機体を持っているのに使いこなせていないことに皮肉をいわれたりもした。

 

3ヶ月後には当直もこなさないといけなかったため、必死に仕事を覚えた。もちろん下っ端だったので、雑用もした。1日、また1日。日が経っていくにつれ、焦りと不安もあったがついに当直の日が近づく…

 

幸いにも当直の前日は休みが入った。明日ははじめての当直(しかも日当直)だから気合いを入れて頑張ろうと意気込むノーテン。

日曜の朝に出勤をした時、検査室の机の上にある分厚い書類が目に入った…

 

 

 

「ノーテン、見落とし」

 

 

 

書類に鋭く丁寧な字でそう書いてあった。何度も目を疑った。自分が休みの間に、ミスが発覚したのだ。何の知らせもなく、ただ、そこに積み上げられた書類と冷たい言葉に焦りと不安がよぎった。変な汗と苦笑いをしながらはじめての当直。こんなにも次の朝が来て欲しくないと思った日はなかった。

 

 

 

「俺のミスだーーー!!」

心の叫びは虚しく、当直明けで仏頂面のキレッキレ主任が出勤。所属長にも話が行き、一緒に他部署へ謝りに行った。所属長と二度と間違いを起こさないと約束をし、それからも必死に仕事はした。しかしミスは起こる。周りもフォローしきれずに、痺れを切らした先輩の放った一言。

 

 

 

 

 

 

「役立たずが!」

 

 

 

 

 挿入歌

syrup16g 

ソドシラソ


Syrup16g - ソドシラソ

 

 

 

 

 

ノーテンは自信を完全に失った。共に戦ったキマグレガンダムすら信じられなくなった。仕事中の一服も増えた。朝も起きれなくなった。心療内科へ通った。そんなノーテンを誰も歓迎してくれなかった。

 

 

職場で孤立。

誰も相手にしてくれない。

「これからどうするんだ」と所属長との面談。

苦し紛れにだした答えは…

 

 

 

「任務、失敗…」

 

 

 

キマグレガンダムの自爆コードが起動。

閃光の中にもノーテンは消えて行った…。

 

 

第2部 完

 

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