結局、悩みはなくならない
前にネットワークビジネスで成功した人たちのイベントに参加をしたことがあります。
そのイベントの主催者の人への質問コーナーみたいなものがあり、「ビジネスでの成功と引き換えに失ったものはありますか?」と質問をされた時に、その人はこう答えました。
「不安が無くなったかな」
それを聞いた時に、成る程!と妙に理解してしまいました。限られた給料で、限られた範囲ででしか自由に使うことができない生活。それは縛られた人生なのかもしれない。毎日、無くなるかもしれないという不安は、ビジネスで成功してキャッシュフローを得られれば無くなるだろう。感覚が変わると言っても良いのかもしれない。
「ビルの最上階から景色を見ると、そこに見えるビルがいくらで買えるか気になってしまうんだ」
なかなか凡人にはわからない感覚ですね。
ただなんとなくわかるのはお金に対する悩みはお金で解決できるのかもしれないということなのかもしれません。
お金以外の悩みはどうでしょうか。
大人になると今抱えている悩みなんてすっかりなくなっているんだなぁなんて考えていたことがあります。
それは違いました。
学生の時は学生の悩みがあって、社会人になったら社会人の悩みがあって、家庭をもったら家庭を持った人の悩みがあると思います。もっと先に行けば、老後だって老後の悩みがあると思います。
結局、悩みなんてなくならないんですね。
「私は人間関係で悩んだことがない!」
こういう人が職場にいたらどう思いますか?
あーこの人はきっと自分本位でやってきたんだろうなぁ〜なんて感じる人も多いのではないでしょうか。仕事はできても、何か大切なものを忘れている感じがします。
人生、悩んでなんぼです。
悩まないということは思考が停止してしまうことなのかもしれません。
悩んだらどうしたら良いか考える。
考えても拉致があかなければ行動する。
それで良いと思う。
めんどくさいこと考えてしまえばどんどん深みにハマって抜け出せなくなるし、鬱イートばかりやったところでフォロワーに理解されるかもわからない。
悩んでいる時間なんてもったいないです。
人生のさくせんは「ガンガンいこうぜ」で良いと思います。老後は「いのちをだいじに」でも変更すれば良いのではないでしょうか。
臨床検査技師の人生も良いのか悪いのか。
そんなことは誰にもわかりませんし、それに、数年前と違って医療の中でのあり方も変わってきているのが事実です。
古き良き考え方なんていつまでも残りません。ならば、自分たちの目指す臨床検査技師を目指して行けばきっといつかは良かったなぁと思える時が来るかもしれません。
新時代のカリスマなんてのにはなりたくないけれど、いいね!って思ってくれる方が多くいるならばそれで良いです。
コツコツと積み上げたものは強いです。どんなに立派な資格があっても、それを活かせなければ意味がありません。
今、持っているものを生かしていく。人生のヒントはそこにあるかもしれません。
やっぱり自分はこれからも臨床検査技師として生きていくんだろうと思います。