もしも臨床検査技師を辞めるなら

誰しも一度は仕事を辞めたいと思った事はあると思います。

 

それが臨床検査技師だろうと、マクドナルドの店長だろうと、営業だろうと、どんな仕事にも当てはまる事かもしれません。

 

私自身は臨床検査技師として、学校を卒業してから仕事を続けています。一度は本気でこの職業を辞めようと思って、勤め先を勢いで辞めてニートになりました。

 

こんな事を言うと、臨床検査技師だけに当てはまってしまうように感じるかもしれませんが、先に述べた通り、どんな仕事でも当てはまる事ではないか、という事をお断りしておきます。

 

そこで私自身が仕事を辞めるからば、どうなりたいかについてを書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはり医療の仕事はしたい 

 

 

まず、臨床検査技師を辞めてたとしても医療の仕事はしたいと思います。病院で何年か働いて行く中で、いろんな職種の人と仲良くなったりすると、検査室以外のところも見えてくると思います。それで思い浮かぶのは看護師ですね。ある意味、臨床検査技師とは異なる立場で仕事をしていますし、何よりも病院業務の中心は看護師です。臨床検査技師の検体採取の考えもより看護師に近い業務を推奨しているようにも思えます。採血だけでなく、点滴注射といった処置も行えますし、診療の補助として検査もやって良い訳で。看護師最強説と思えば、魅力的な資格に感じてしまいますね。まぁ、そこだけ思うと現役の方に舐めんなコノヤローと怒られそうですが、、、。

日頃、職場の看護師さんをみていると患者さんの対応とか点滴の抜針でインシデントなんて日常茶飯事ですし、暴力もあればハラスメントもあると思うので、また、厄介なタイプの人もいると思います（その点は臨床検査技師も負けてないかもしれません）

ただ、臨床検査技技師としての知識や経験があれば、検査科との連携もスムーズに進められそうに感じますね。

身近にも40代で看護師になって就職した人もいますし、多分、本人にその気があれば目指せるのではないのかと思っています。

個人的な見解ですので、現役の看護師の方には足りない内容で申し訳ありません。いつもすごいなぁと思っています。

 

 

医師はどうなの？

 

この辺りは永遠の課題ですよね。みんな医師になりたいですもんね。フラジャイルの森井君は医学部中退していますし、最近やっているラジエーションハウスの五十嵐も医師免許あるみたいですし、結局、漫画で技師が登場しても、なにかしら医師要素が関わってくる感ありますよね。（個人的には五十嵐さんのキャラは反則で、森井君の方が実際にいそうに思います。ファンの方にはごめんなさい。漫画はどちらも面白いので好きです！！）

医師になったら、みんな治療できるなんて神様みたいな話は無いと思います。適切に治療を進めても、まさかの事態にショックを受けることもあると多います。臨床検査技師として所見を報告できたとしても、その患者さんのその後を耳にすることだって一度は経験あると思います。

仕事が楽しいなんて感じる事もないかもしれません。それでも、自分なりの医療を目指すために日進月歩で学んで行くのかもしれません。

お金とか社会的地位とかそんなありきたりな理由で目指すのはやめた方がいいと、そんな話をどこかで聞いたことがあります。（それでいいという医師の方もいたので、一概には言い切れません）

世間的には最強の資格という人もいますが、そういうところばかり目を向けるのも根性が汚いと思います。もし、臨床検査の先に行きたいという理由があるのならば、目指してみたいと思う資格だと思います。

私は臨床検査技師はその医師に適切な検査結果を渡すというとても大切な仕事をしていて、診療を支える仕事だと思っています。（そう思わない人もいると思いますけど、それならそれで良いのではないでしょうか。）

 

 

 

もちろん他になってみたいものもある

 

不思議と他のコメディカルになりたいということはない訳ですが（多分、その点は他職種連係という考えになるのかもしれません）

クリエイティブな事もやってみたいですし、心理関係の仕事も現状は前途多難ですが興味あります。ビジネスの話も聞いたことありますし、お金を稼ぐためにやりたいこととかいろいろあります。本当にやりたいと思ったらがんばれば良いのではないかと。趣味の範囲でもやってみれば、すこし視野も広がりますし、スキルとして活かせることもできるかもしれません。

 

 

 

続けていたら見えるものだってある

 

ビジネスの話の中で、日本人は一つの場所にとどまることを誠意や美徳のように感じていて損をする的な意味合いで語られる事もあるかもしれせんが、私はそうは思わなくて、たとえ給料が安くて将来に不安を感じる仕事が事実だったとしても、続けてみたら医療の世界がなんとなくわかってきて、もっと病気のことを知りたいと思ってみたり、興味だって湧いてきます。2〜3年で辞めて起業したからって、臨床検査技師の何が分かるんでしょうか。頭でっかちの政治家の問題発言のような事はして欲しくないです。もちろん、お金は大事です。それならば本屋にでも行って、お金のことを勉強してみても良いと思います。結構、楽しいです。今が給料日を繰り返すラットレースだったとしても、そこで得たものを生かして何かを始めてみても良いと思います。おいしい話なんて思ったら詐欺に遭ったりしますから。

 

 

 

 

 

特定の方を批判したい訳ではないことをお断りしておきます。

 

何であろうとしっかりとした心持ちでやっていきたいものだなと思います。