一人暮らしを始めた話④
ロマリアに部屋を決めてしまった…。
その決断は正しかったのか。
ノーテンは何度も自問自答した。
考えても何かをひらめくわけでもない。
決めてしまったらもう、引き返すことはできない。
アリアハンに帰ってきたのに、もう一度、外に出ることを夢見ていた。
この長い洞窟の先にもう一度行きたい。
そのためにこれまでここで頑張っていたではないか。
経験も積んで、ナジミの塔にも挑戦をし、とうぞくの鍵やまほうのたまも手に入れることができた。
そして、道をふさいでいた壁を壊して先に進んだ。
※ドラゴンクエスト3より
洞窟の中で迷い、時々強敵に遭遇して、バブルスライムみたいな特殊な敵から毒を食らって、街に戻って治療をして・・。時には全滅して所持金が半分になったけど。
何度も何度も挑戦して、ついにロマリアへたどり着いた!
※ドラゴンクエスト3より
4年半。
ノーテンは念願の一人暮らしをリベンジする決断ができたのだ。
気が付いたらレベルは30になってしまっていたけれど。
まだ、遅くはない。
いろんな方々にいいねをしてもらって。
大切にしたい人もできて。
新たな一歩を踏み出すことができたのだ。
それは小さな一歩かもしれませんが、ノーテンにとっては大きな一歩。
冒険はこれで終わりではない。
これから先にどのようなことが待っているのかなんて。
進んでみなければわからない。
遠くまで行ける乗り物も手に入れるかもしれない。
ダーマ神殿があるかもしれない。
生まれてくる子供が勇者の剣を装備できるかもしれない…。
新たな魔王に挑むのかもしれない…。
まだまだノーテンの物語は続く。
むしろはじまりなのである。
仕事も恋も新たなステージへ。
続くったら続く・・・・。
to be continued.....
完